自国の中に豊富な再生可能エネルギーをもつ日本!
今日本の再生可能エネルギー利用には過度の期待をすることはできない。
原子力発電のようにすぐに大きな発電を期待できるものではないということは事実だから。
ではその穴を埋めていくのに再び火力発電に頼っていくのか?
今世紀のどこかで枯渇するといわれる化石燃料を再び求めてそれに投資し、いずれそれが手に入りにくい状況が起きた時に又改めて再生可能エネルギーに力を入れていくのか?
いま日本は原発事故以来新たなエネルギー獲得に向け模索が始まったが、残念なことに、一時的になるのかもしれないが又原発に頼るという政治判断だ。
エネルギー問題に関しては待ったなしで方向性を定め、いつまでにどうするという計画を国民にしっかり示すのが政治のはずだ。
少なくとも国民の命にかかわる大きなリスクあるものに対し、命と経済性を天秤にかけて考える今の政治はおかしいし納得できない。
日本は自国にある資源ポテンシャルに本気に早急に向かい合う必要がある。
変化に富んだ日本の自然環境は様々な再生可能エネルギーの創出を可能にする。
それは即ち、日本の今後の経済成長にも大きく寄与することに間違いない。
以上は今回の訪独で再び感じたことだ。
上野 勝
2012年07月01日【19】
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